今井由芽さん 『孤育てからの脱却(2)~子育てママの交流とタッチケア~』
毎日、新型コロナのニュースを聞かない日がありません。感染リスクを避けるために、ふれあいが制限され、家族や友人と距離を置くことが多くなり、不安やストレスを一人で抱え込んでしまう方も増えましたね。
ママ同士の関わり
産婦人科でアロマやタッチケアを担当していたり、地域で子育て支援活動をしている私が最近気づいたこと。それは、ママの孤立化。
孤立というと、ひとりで子育てしている人を思い浮かべるかもしれませんが、そういうことだけではありません。今までなら、産院や地域の集まりで、隣には同じ子育て中のママがいて、他のママが困っていることや心配なことを耳にする機会がありました。『私も一緒~!!』って、同じように頑張っている人がいるんだ。という共感から、育児への安心感に繋げることができたのです。ママも一人じゃ不安でいっぱいですよね。たとえ、一緒ではなくても、
『そっか。そういうことにも不安になるんだぁ。でも、わたしはこうだな~』
って思うことで、知らないことを知ることができたり、悩みの種に早い段階で気づくことができたりします。なので、ママ同士の交流って実はとても大切なのです。こういった機会が少なくなることで、ネットでしか情報を得ることができず、『産後』『発熱』『しんどい』などの単語で検索するママ達にとって、自分の環境や状況までを捉えて判断する事ができず、ネット情報に振り回されちゃって、余計にしんどくなるママも増えています。
心や身体の変化をキャッチするタッチケア
タッチケアとは、『ふれあいによる手当て』という意味がありますが、これは、ただ触れるという行為を示すものではありません。心と心を通わせる行為です。一度、目の前にいる我が子の手を両手で包み込んでみてください。何を感じますか?
いろんなことを感じとれると思います。ふれあうことで、互いの心をホッと癒してくれることでしょう。
困ったときにネットを上手く活用することも大事ですが、そのためには、日頃から心や身体の変化や状況などを把握しておくことも大事ですよ。赤ちゃんへのベビーマッサージや、お子様へのタッチケアを通して、心や身体の変化をキャッチできるアンテナを張っておくのも大切ですね。アロマやタッチケアと通したママの居場所作りやイベントを行っております。ぜひ、ホームページをご覧くださいね。
著者プロフィール
【アロマスクール Ruhe ~ルーエ~】
代表 今井由芽さん
住友信託銀行(現三井住友信託銀行)勤務。
退職後、出産を機に、アロマを本格的に学ぶ。
子育てにアロマやタッチケアを生かしながら、アロマスクールを運営。
神戸に引越ししてきて、まちづくりスポット神戸と出会い、子育て支援団体 『一般社団法人あろMaMaけあ』を設立。現在に至る。
≪アロマやタッチケアを通じた活動をしたい方向けの講座≫
【一般社団法人あろMaMaけあ(子育て支援団体)】
≪ママの為のイベントをたくさん開催中しています≫
ベビタッチひろば(ベビーマッサージ教室)